■じゃじゃ馬馴らし

■作:W・シェイクスピア,演出:蜷川幸雄,出演:市川猿之助,筧利夫,山本裕典,月川悠貴ほか
■新宿バルト9,2018.4.21-29(彩の国さいたま芸術劇場,2010年収録)
■蜷川幸雄オールメール・シリーズの一つです。 市川猿之助が出演しているので興味が湧きました。 しかし舞台は粗雑感があります。 バラエティ番組のようなアクションの強い寸劇場面が重なる。 相手をスリッパ板で叩きまくるのも笑いを取るのはいいのですがやり過ぎにみえます。
舞台の面白さはキャタリーナの市川猿之助、ペトルーチオ役筧利夫そしてルーセンシオやビアンカの若手俳優たち演技差のある三者のぶつかり合いでしょう。 これが観ていても三者が混じり合わない。 キャタリーナの身体的惚れ惚れ演技とペトルーチオの台詞喋りっぱなし演技、ルーセンシオやビアンカのヤンチャ風大人びた演技。 バラバラの楽しさですね。 蜷川幸雄の遊び心が一杯でした。
*蜷川幸雄三回忌追悼企画作品
*作品サイト、http://hpot.jp/stage/nt2
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