■冬物語

■作:W・シェイクスピア,演出:R・アシュホード,K・ブラナ,出演:K・ブラナ,J・デンチ
■東宝シネマズ日本橋,2016.11.4-10(ガリック劇場2015年収録)
■シアタ・ライブがまた一つ増えたのね。 ケネス・ブラナを調べたら「ヘンリ五世」(1989年)、「愛と死の間で」(1991年)、「から騒ぎ」(1993年)、「マイティーソー」(2011年)を過去に観ていた。 またRTCを設立して1990年東京グローブ座で上演している。 
ガリック劇場はとても素敵な感じがする。 舞台や客席がこじんまりしていてくつろげそうだわ。 でもブラナには似合わない。 リオンティーズの妻を疑う流れや、農民の歌と踊り、運命の再会など全てにわたり抑揚が効き過ぎているからよ。 台詞の楽しさは伝わったけど、どこか映画的にみえる。 この作品はもっとシットリ感があったほうがいいと思う。 これがブラナのシェイクスピアかもね。 次の「ロメオとジュリエット」もどう出るか楽しみだわ。
「冬物語」(ROH2014年)
*作品サイト、http://www.btlive.jp/winterstale