■パール食堂のマリア
■作・演出:吉田小夏,出演:青☆組*1
■吉祥寺シアタ,2016.11.1-7
■「治天ノ君」観劇後、バスで下北沢に出て井の頭線で吉祥寺に向かう。 劇団化5周年記念作品ということで観ることにしたのだが、どうしても舞台に入ることができない。 先ほどの劇チョコが頭から離れないからである。 今日は作品の組み合わせが悪かった。
清潔感溢れる街が組み立てられている。 コンクリートのトンネルと木の壁の組み合わせ、中央に2組のテーブルがあるパール食堂、周囲には緑の外灯や紫の家のドアなど色と形の統一感が目につく美術だ。 よく考えられているが素人が一生懸命作った舞台にみえる。
チラシには1970年代の横浜とあるが1950年後半の科白と年代不詳の舞台。 この時代や場所の差異は何から来ているのだろう?
街娼もうろつき人間猫も登場する。 バール食堂の家族の物語である。 バーや食堂の労働者、中学校教員や生徒家族の日常を描いていく。 そしてマリアとは誰=何なのか? 美術と同じで役者たちの動きと台詞もとてもよく考えられている。 形式美を追求しているような感じを受ける。 全体がひとつの詩ではないだろうか? 観客席からは幾つかの場面で共感の頷きが聞こえる。 不思議な感じを受けたが残念ながらリズムに乗れない。 続けてしかも異質な芝居を観るのは心身に良くない。
*1、「初雪の味・鎌倉編」(2012年)
清潔感溢れる街が組み立てられている。 コンクリートのトンネルと木の壁の組み合わせ、中央に2組のテーブルがあるパール食堂、周囲には緑の外灯や紫の家のドアなど色と形の統一感が目につく美術だ。 よく考えられているが素人が一生懸命作った舞台にみえる。
チラシには1970年代の横浜とあるが1950年後半の科白と年代不詳の舞台。 この時代や場所の差異は何から来ているのだろう?
街娼もうろつき人間猫も登場する。 バール食堂の家族の物語である。 バーや食堂の労働者、中学校教員や生徒家族の日常を描いていく。 そしてマリアとは誰=何なのか? 美術と同じで役者たちの動きと台詞もとてもよく考えられている。 形式美を追求しているような感じを受ける。 全体がひとつの詩ではないだろうか? 観客席からは幾つかの場面で共感の頷きが聞こえる。 不思議な感じを受けたが残念ながらリズムに乗れない。 続けてしかも異質な芝居を観るのは心身に良くない。
*1、「初雪の味・鎌倉編」(2012年)