■ボンビックス モリ WITH ラッシュ

出演:インバル・ピント&アヴシャロム・ポラック ダンス・カンパニ
世田谷パブリックシアタ,2012.11.22-24
フランスのダンス団だと思っていました。 舞台に仏らしさがありました。 それはピエロの登場や禿頭へのユーモアを感じたからです。 イスラエル? どうしてもアラブ世界を思い描いてしまいます。 でも舞台の色彩がバットシェバ舞踊団に似てますね。
一幕が「ラッシュ」で二幕が「ボンビックス モリ」のようです。 同じ流れの作品です。 人形らしく動く振付はよくみかけますが、この舞台は少し違います。 下手という意味ではなく、それは人が人形の動きをしているようにみえるからです。
女性ダンサーが他ダンサーに掴まって人形のように動く場面は感心しました。 二幕の4人の女性ダンサーが踊るところは最高でした。 ただし椅子や紐などの道具を前面にだしているのでダンス的感動は起こりません。 どこか懐かしさのあるパフォーマンスです。
*劇場、http://setagaya-pt.jp/theater_info/2012/11/_with.html