■ファースト・ポジション

監督:ベス・カーグマン
■Bunkamura・ルシネマ,2012.12.1-
ユース・アメリカ・グランプリYAGPに挑む9歳から19歳のダンサー6人のノンフィクション映画よ。 家族やコーチ、友達の登場も多くて、ダンサの生活全体が豊かに表現されているの。 面白いと同時にいろいろ考えさせられてしまう作品ね。
当たり前だけど、前提として豊富な資金力がないとキツイかも。 特に母親との関係が濃くてダンサーになる子供たちが大変なの。 これを昇華させながら練習をしているけどみんな健気ね。
最終選考では中国、韓国、日本の受賞が多く見受けられたけど、名門スクールの奨学金獲得は少なかったみたい。 観ていても奨学金獲得のほうが大事にみえたわ。 前者は今だけ、後者は5年10年先のことだし。 体格や見映え、人種差別もあるはずよ。
*劇場サイト、http://www.bunkamura.co.jp/cinema/lineup/12_firstposition.html