■いつか来る、わたしの埋葬のためのレクチャー ■サイキック・サイファー
*第15回せんがわ劇場演劇コンクール参加6作品のうち下記の□2作品を観る.
■せんがわ劇場,2025.5.24-25
□いつか来る,わたしの埋葬のためのレクチャー
■作:山口真由,演出:伊藤全記,出演:鄭亜美,山口真由,劇団:7度
■「禁じられた遊び」を語る舞台です。 つまり「お墓ごっこ」のことです。 他の<ごっこ遊び>より目立たない、でも子供時代に「お墓ごっこ」をした人は多いでしょう。 小さな生き物の死骸を埋葬する。 石や木片を探してきて墓標にする。 近頃「葬式ごっご」が流行っているが、これとは違います。
舞台には姉と妹が登場します。 子供時代の「お墓ごっこ」を語った姉は次に夢をみる。 オジが亡くなったが葬儀をだす人がみつからない。 そこで姉妹でオジを埋葬する。 このような夢です。
子供心にも死への恐れらしきものはある。 見様見真似でも死者に対して何かしなければいけない。 「禁じられた遊び」は大人になっても名前を変えて続く。 でも舞台で話題にしていた問い「どうやって終わりにするのか?」は子供の頃から変わっていない。 ところで、映画のテーマ曲を久しぶりに聴きました。
*「ブログ検索🔍」に入れる語句は、伊藤全記 ・・検索結果は4舞台.
□サイキック・サイファー
■作・演出:西田悠哉,出演:荷車ケンシロウ,むらたちあき,永淵大河,西田悠哉ほか,劇団不労社
■「サイキック・ファイァー」とは何か? 調べると、同じ曲名を見つけた! そして「アンダー・ザ・シルバーレイク」が映画名だと分かる。 うーん、暇があったら観よう!
コンビニ店長がいかがわしい人物らしい。 店員がそのように判断するが、知り得た情報はリアルかフェイクか? それが暗号のようなデータになれば一層悩むのかもしれない。 いや、情報の質や量の違いではもはや判断できない。 周囲の関係性も深く係る。 それにしてもテンポが速い。 科白もヒップホップ系です。 楽しい舞台でした。
テントのような小道具を広げたり縮めたりしている操作が煩わしそう。 公演1回で上演時間40分では道具の選び方にも悩むでしょう。
*「ブログ検索🔍」に入れる語句は、西田悠哉 ・・検索結果は2舞台.