■ロミオとジュリエット

■原作:W・シェイクスピア,音楽:S・プロコフィエフ,振付:K・マクミラン,出演:S・ラム,S・マックレー
■東宝シネマズ日本橋,2015.11.7-13(ROH,2015.9.22収録)
■音楽の持っている独特な雰囲気が物語に影響している。 上演時間は休息含めて200分。 肝心な場面はシッカリ、他はサラリという流れかしら。
庭で出会う場面と一夜を共にしたパ・ド・ドゥは最高。 華奢なサラ・ラムはシェイクスピアに似合うわね。 ロミオと親友のベンヴォーリオ、マキューシオの3人を比較すると流石ロミオのスティーヴン・マックレーが一番目立つ。 彼の身体は骨までちゃんと伸びているの。 マキューシオ、ティボルトが争って死ぬ場面は芝居をみているようだわ。
ロミオの衣装の一部が寒色系だったのは救いだけど、全ダンサーの衣装が同じ暖色系のためコール・ドのメリハリが効いていない。 この暖色はROHの色だけどもう少し自由にしたらどうかしら?
今年はマクミラン振付50周年記念らしい。 ストーリを知らないで観ても物語に感動できるはず。 マクミランがプロコフィエフを巧く活き造りにしたからだとおもう。
*英国ロイヤル・オペラ・ハウス2015シネマシーズン作品
*作品、http://roh2015jp.wix.com/cinemaseason