■EVERY DAY

■脚本:冨士原直也、演出:津田拓哉、出演:津田記念日
■下北沢OFFOFFシアター、2011.6.23-27
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■ストーリに戸惑ったがすぐにゴースト系物語だとわかる。 妻が事故で意識不明だがゴーストとして日常生活を営むという設定だ。 舞台は板や箱が置いてあり、そこに折りたたみ机や椅子や小道具を出したりしまったりできる。 小劇場用デザインにできている。
夫はゴーストに戸惑い仕事も捗らない。 毎日が過ぎていき一週間後の日曜日、お互いに「ただいま、おかえり・・」を繰り返して妻は行ってしまう。 チラシに「甘えた幻想からこの物語はできた」とあるが一週間があるから甘えではない。 逆にとても辛いことだ。もし死ぬ時期が事前にわかってしまったら、その間は覚悟を持って死に向かうしかない。 しかし日常生活を淡々と過ごす流れになっている。 芝居はこれを肯定してくれるので観客は癒される。
ところで部長が詳細を知らないで部下が始末書を書くことなどありえない。 仕事には少し甘い。