■義務

■演出:井出茂太,音楽:原摩利彦,舞団:イデビアン・クルー
■世田谷パブリックシアター,2021.3.12-14
■黒衣装で統一の10人のダンサーは、なんと!マスク姿で登場です。 先月観た「ハムレット」の二の舞になるのでは? でも途中で外したのでホッと安心しました。
タイトルの「義務」ですが、チラシに「決められた様にしか動けない私・・」「自然と反く事しかできない私・・」とある。 義務という言葉は思いつかなかった。 井出茂太の動きをみると「慣性」をいつも考えてしまうからです。 意識と無意識の比重の違いはあるが、義務と慣性は似ている。
上演1時間でしたが後半からリズムに乗ってきましたね。 久しぶりのイデビアン・ダンスを堪能しました。
舞台には短冊カーテンが天上から下がっている。 それが動いて舞台を横に縦に仕切ったりする。 何もない舞台がまとまりました。 でも透明なカーテンはダサい感じですか。 ところで音楽と音響がいつもと違っていた。 クリアです。 ダンサーの動きにも敏感に対応している。 こんなにも音響が良い劇場とは知らなかった。 反して照明はチョット・・でしたね。 ミラーボールも中途半端な動きだった。 黒系の衣装・美術だと照明は大変ですね。
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