■ワルキューレ

■台本・作曲:リヒャルト・ワーグナー,指揮:城谷正博,演出:ゲッツ・フリードリヒ,出演:村上敏明,秋谷直之,長谷川顕,ミヒャエル・クプファー=ラデツキー,小林厚子,池田香織ほか,演奏:東京交響楽団
■新国立劇場・オペラパレス,2021.3.11-23
■指揮者と主要歌手の全てが交代する舞台になってしまった。 ジークムント役決定ニュースを聞いたのは半月前の3月1日、それも1幕と2幕で歌手が代わるの。 この日の客数は7割かな? 5時間を越える長さを含めコロナ禍での公演は大変ね。 ホワイエでの飲食も無し。 休憩は40分が2回もあるから近くのマックへ行ってお茶を飲んだわよ。
こういう状況では舞台に強引に入り込んでいかないとだめ。 女性歌手、ジークリンデとブリュンヒルデがこの劇場に似合った歌唱で聴きごたえがあった。 ヴォータンは終幕で失速状態かしら? 日本人歌手は体が小さいからどっしり構えていたほうが良い。 ちょこちょこ動きまわったり日常動作を多くするとだめね。
いつもの感動に浸れなかったけど、ワーグナー自身の人生や当時の様相がみえる作品の為いろいろなことを考えながら観てしまった。 ところで岩山の火は煙にLEDで炎の映像をあてて作るらしい。 アトレ2月号に書いてあったが、本物の火と見分けがつかなかった!
*NNTTオペラ2020シーズン作品