■カルミナ・ブラーナ

■音楽:カール・オルフ,演出:熊川哲也,美術:ジャン=マルク・ビュイッソン,指揮:井田勝大,出演:関野海斗,高橋裕哉,小林美奈ほか,舞団:Kバレエカンパニー,歌手:今井実希,藤木大地ほか,演奏:シアターオーケストラトーキョー
■Bunkamura.WEB,2021.3.29-(オーチャードホール,2021.2収録)
■合唱団に取り囲まれながらダンサーたちが踊る舞台になっている。 カメラも一緒に動き回る。 自ずと観客も舞台上にいる感覚が得られる。 見応え抜群である。 「ライブを超える芸術体験!」とはこのことか?
歌詞付きの特典プログラムから物語の流れを掴むことができた。 約1時間で25章(曲)と細かく分割されているので演劇に近づく。 この作品は2014年、デヴィット・ビントレー版をみて衝撃を受けたが、今回は演劇的要素が振付にも塗りこめられている。 演劇バレエと言える。 もちろんバレエの面白さは申し分ない。 画質・音質も良い。 伸びのあるスケール感は映像で観るように作られた作品のため可能になったのだろう。