2020年2月19日水曜日

■リーマン・トリロジー

■作:ステファノ.マッシーニ,演出:サム.メンデス,出演:サイモン.ラッセル.ビール,アダム.ゴドリー,ベン.マイルズ
■シネ.リーブル池袋,2020.2.14-20(ピカデリー劇場,2019収録)
■19世紀中頃、ドイツからアメリカへ移住したリーマン兄弟の3代に渡る銀行・証券会社の経営を描いた舞台。 ヘンリー、エマニュエル、マイヤー3兄弟が活躍する1幕、息子フィリップの2幕、そして孫にあたるロバートの3幕で構成されている。
NYの街並みが移り変わっていく背景の前でガラス箱に入った3人の俳優が150年の会社経営を語るの。 もちろん一人数役よ。 ガラス室とピアノの生演奏が効果を出していたわね。
1幕が面白い。 19世紀後半のアメリカ金ピカ時代、つまり急進する資本主義が描かれ、その時代と経営の間に3兄弟の人生観や世界観がみえるからよ。 例えば彼らの求婚場面は楽しい。
でも後半に行くほど詰まらなくなっていく。 息子や孫は性格しか分からない。 演出家は「詩的な科白をリズムに乗せて・・」と話してしたけど上演3時間は長い。 後半は時間を縮めた(急いだ)為か科白は解説の羅列にしか聞こえなかった。 それでも企業物語としては巧くできていたわよ。 (舞台にはない)日露戦争の資金提供にリーマンが関係していたことも(調べて)知ることができた。
映画館にはいつも以上に観客が入っていた。 学生が多いのかしら? 経済系の講義で話題になったのかもね。
*NTLナショナル・シアター・ライヴ作品
*作品サイト、https://www.ntlive.jp/lehman
*「このブログを検索」に入れる語句は、 サム・メンデス