2018年5月15日火曜日

■バリーターク BALLYTURK 

■作:エンダ・ウォルシュ,翻訳:小宮山千津子,演出:白井晃,出演:草彅剛,松尾諭,小林勝也
■シアタートラム,2018.5.12-6.3
■粗筋も読まずに観たので珍紛漢紛だった。 舞台の男二人は何をしているのだろう? 黒っぽい衣装で登場した人物は誰なのか? 終幕の女の子は・・? しかし観終わった後にある種の快感が残る。
ダンスを観た時の心地好さと同じだ。 二人の男の科白内容や意味、発声、受け止める身体がダンスに近づいている。 これは言葉によるコンテンポラリーダンスである。
この心地よさを壊したのが黒づくめの男小林勝也だ。 なんと棒読みリズムで科白を喋る。 なんとかしてくれ! ・・これは演出だろうか? 科白から「第七の封印」が脳裏に浮かぶ。 彼は死神か? 対して二人の男は激しい動きのため緊張が続かない場面もあったが申し分ない。 特に草彅剛の演技は快感の域に達していた。
ともかく訳の分からない面白さがあった。 此岸生活と意識の覚醒、死と再生を人生一生から考えているようにみえる。 作品の情報を集めてみようか? 否、これは身体で感じて身体で人生一生を想う作品である。 それはダンスに通じているから。
*KAAT神奈川芸術劇場x世田谷パブリックシアター作品
*劇場サイト、https://setagaya-pt.jp/performances/201804ballyturk.html