■ブランキ殺し、上海の春

■作:佐藤信,演出:西沢栄治,プロデューサー:流山児祥,音楽:諏訪創,振付:スズキ拓朗,出演:流山児★事務所ほか
■ザスズナリ,2017.10.28-11.5
■幕が開いて1分もしないうちに耳がキンキンしだした。 舞台は三面が壁なので音響焦点が合ってしまったのだろうか? この劇場で科白がこんなにも甲高く響くのは初めてである。
歌唱が入るのでマイクとスピーカがたぶん原因だろう。 床に近いところで喋ると問題が無い。 また日常会話レベルの音量なら普通に聞こえる。 しかし革命劇のため叫ぶ場面が9割もあるからどうしようもない。 役者の声は舞台作品ではとても重要である。 他の観客をみると問題なさそうである(?)。 私の耳がおかしいのか?
技術的問題ではないがもう一つある。 役者の舞台滞在時間が短すぎることである。 舞台に登場し演技をして退場する迄のサイクルが短い。 これが積み重なるとストーリが細切れになりテレビのバレエティ番組を見ている感じになってしまうのだ。
以上の二つで舞台から取り残されてしまい革命どころではなかった。
*CoRich、https://stage.corich.jp/stage/86200