■ロスト・イリュージョン(失われた幻影)

原作:H・D・バルザック,振付:A・ラトマンスキ,音楽:L・デシャトニコフ,出演:パリ・オペラ座,ボリショイ・バレエ団
■イオンシネマ系,2014.3.5-6
バレエ作品なのにバレエの練習風景があるなんて面白い! 本番上演もあるの。 もちろん(映画の)観客も(映画の)舞台上の客席に座っているのよ。 このように劇中劇がふんだんに使われているのもドラマティック・バレエならではの構成だわ。
ロマン主義末期のパリが舞台だからロシアの雰囲気は少ない。 でもテンポはボリショイ風ね。 というより意味あるしぐさに振付をつけるから必然的に速くなってしまうの。 音楽も背景を的確に捉えているし、小粒だけど素敵な振付も沢山詰まっていたわ。
心情も顔だけではなくて身体全体で表現しようとしていた。 さすがドラマティック発祥のロシアね。
*ボリショイ・バレエinシネマ作品
*主催者サイト、http://bolshoi-cinema.jp/