■ARCHITANZ、3月公演

新国立劇場・小劇場、2014.3.20-21
2月(*1)に続き3月も4作品を上演。 香港バレエ団が2作品に登場したが20世紀に戻ったような懐かしさがあった。 小劇場の上演のためか舞台が少し狭い。 香港バレエ団のパワーが一層狭くさせていた。 面白かったのは「CASTRATI」。
BOY STORY(振付:ユーリ・ン、出演:香港バレエ団)
加山雄三「旅人」、ブラザースフォア「500マイル」、「サンフランシスコ・ベイ」・・、70年頃の音楽と香港バレエ団若手ダンサーのなんともいえないレトロな青春気分が漂う。
THE SECOND SYNPHONY(振付:ウヴェ・ショルツ、出演:酒井はな他)
劇場が窮屈である。 このため中肉中背のダンサー4人の体重を意識してしまう。 シューマンの交響曲2番でなんとか逃げることができた。
CASTRATI(振付:ナチョ・ドゥアト、出演:香港バレエ団)
ナチュ・ドゥアト独特の高揚感が得られない。 香港バレエ団の荒削りの動きでナチュもタジタジである。
MOPEY(振付:マルコ・ゲッケ、出演:酒井はな)
笑いを誘う短品である。