■異邦人

■作:A・カミュ,演出:南雲史成,出演:演劇集団風
■レパートリーシアターKAZE,2012.8.23-27
■舞台の白砂で異邦人の世界へひとっ飛びです。 本を読んだ時はトランペットもいいかな?とずっと思っていましたがギターの生演奏もいいですね。 しかし幕が上がり、・・どうも何か変です。 セリフが棒読みのように聞こえます。
詩を読んでいるようでもあります。 それはト書きのようです。 朗読劇のようにみえます。 やっとこれに慣れてきて芝居に入ることができました。
この作品は映画や舞台で観ていますが、どうもシックリいったことがありません。 今回これだけしっくりしたのは初めてです。 たぶん半朗読劇にしたからではないでしょうか?
本を読んだ時の感動が強いとそれから抜け出せないのです。 朗読劇は本に近いので安心したのかもしれません。 ところでムルソーは背筋を伸ばして科白を喋るとイメージがよくなるでしょう。
*劇団サイト、http://www.kaze-net.org/repertory_2012#title7