■空舟  ■一見後領置

■日暮里・D倉庫,2012.8.19
□空舟
■出演:舞踏舎天鶏
■激しい音楽を背景に、洗濯バサミハンガーを頭からかぶって痙攣踊りをする鳥居えびす。 次に鈴の音や流れるような音楽の中、白塗に彼岸花を頭に飾って白灰色のドレスで静かに踊る田中陸奥子。 再び黒パンツ裸のえびす、アホ丸出しの演技。
ひとつひとつのシーンはとてもいい。 しかし二人の関係がまったく見えない。 この関係性が表現できれば一層面白くなる。
□一見後領置
■出演:アダチマミと無所属ペルリ
■9人のダンサーは白シャツに紺のパンツやスカートの衣装でとても地味である。 ロック系のリズムで身体の一部をスローに動かしていたが、次には壁に登ったり倒れこんだり、そして最後は盆踊りを基本にしたような踊りだ。
音楽も振付も数十年前の古さが漂っている。 しかし彼女らはこの古さを意識しているようにもみえるが・・。 上手いダンサーが数人いたが、衣装の地味もあって高校生のダンスをみているようだった。
今日の二つの舞台もダンサーはよく崩れ倒れてはいたが今年のテーマ「崩れる身体」との関係はよくわからい。 このテーマでは抽象すぎるのではないか?
*ダンスがみたい!14崩れる身体
*劇場サイト、http://www.d-1986.com/d14