■蜜室

■振付:遠田誠、出演:向雲太郎、まことクラヴ
■シアタートラム、2012.8.8-11
http://setagaya-pt.jp/theater_info/upload/file/makoto9love_pm_pdf_dl_file.pdf
■久しぶりに面白い舞台に出会った。 振付はハッキリしていて力強い。 セリフや歌が異化作用として効いている。 子供の三輪車で舞台を動き回っている客演の舞踏家も様になっている。 一つ一つはごちゃ混ぜだがベクトルが合っている。
舞台には「差し押さえ」のテープがベタベタ貼られている。 劇場の差し押さえをしたいそうだ。 「劇場の存在意義はどこにあるのか?」  久しぶりに嬉しいセリフを聞いた。 公演時間も一時間で緊張感が緩まない。 後味が複雑で考えさせられる舞台だった。