■ラインの黄金

■作曲:R・ワーグナー,指揮:J・レヴァイン,演出:R・ルパージュ,出演:B・ターフェル,S・ブライズ
■東劇,2012.8.11-17(MET2010.10.9収録)
■まだ「ワルキューレ」は観てないけど、ワーグナーはこの序夜を一番推敲して仕上げたのではないかしら? セリフが少なくてテンポがゆっくりしている。 だから言葉の意味を噛み締めながら観ることができるの。 より物語に深く入り込める。
ここまで登場人物たちの心と体を演じるなんて芝居以上だわ。 言葉少ないヴォータンが何を考えているのか? アルベリヒやフリッカそしてローゲの表情一つ一つにも釘付けになってしまった。 巨人兄弟はちょっと下手だったけどね。
「ジークフリート」はこの「ラインの黄金」を発展させたけど雑音が多すぎた。 「神々の黄昏」は前作の反復で冗長すぎた。 「ワルキューレ」は予想がつかないわ。 でもワーグナーは当初は第一夜迄を計画していたから期待できそうね。
*METライブビューイング2010
*作品サイト、https://www.shochiku.co.jp/met/program/s/2010-11/#program_01