■クリンドルクラックス!

■作:フィリップ・リドリー、演出:陰山恭行
■世田谷パブリックシアター、2012.7.28-8.5
http://stage.corich.jp/img_stage/l/stage28376_1.jpg?1343815097
■11歳の主人公ラスキンとトカゲ大通りの人たちとの懐かしさのある生活が描かれています。 少し不思議な感じのする舞台です。 それはラスキンの意識ある行動では17,8歳ですが無意識の行動は11歳だからです。
この差が混ざり合って舞台に現れるので不思議さがあるのです。 ラスキンの両親も隣人もまるで蜥蜴のようです。 蜥蜴は神経質なわりにはデレッと日向ぼっこをしたり絡まり合ったりします。 トカゲ大通りがどういう場所かよくわかります。
そして物語は突飛なところがありますが格別に面白いというわけでもありません。 原作は児童文学のようですがもし子供だったらこの舞台をどう感じるのか? これがよく分からないのが残念です。 それだけ歳を取ってしまったようです。