■眠れる森の美女

■原振付:M・プティバ,音楽:P・I・チャイコフスキー,演出:熊川哲也,指揮:井田勝大,出演:日高世菜,山本雅他,小林美奈ほか,舞団:K-バレエ・トウキョウ,管弦楽:シアター・オーケストラ・トウキョウ
■東京文化会館・大ホール,2023.10.24-29
■序曲が始まり、蛙猫熊羊の緞帳を見ているだけでドキドキしてくるわね。 そして幕が開いて、先ずは舞台美術に目が喜び、華やかな演奏が耳に響き、宮廷衣装に照明を纏ったダンサーのきりりとした動きに身体が驚く、男性ダンサーたちの長身にも。
思っていたより淡泊に仕上がっているの。 しかも無理無駄斑が無い。 新解釈と聞いていたが物語的感動は少ない。 でも満足度はマキシアムよ。 叙事詩的感動を演出は求めているようにみえる。 カンパニー25年の成果の一つだわ。 天皇の「名残惜しい」という感慨は同然。 舞台が醸し出す感動をそのまま受け止めたいわね。
*カンパニー設立25年記念シーズン作品
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