2019年10月14日月曜日

■寿歌

■作:北村想,演出:宮城聰,出演:奥野晃士,たきいみき,春日井一平,劇団:SPAC
■静岡芸術劇場,2019.10.12-26
■舞台はゴミ処理工場に見える! そこへ旅芸人ゲサクとキョウコがリヤカーを引いて登場。 空にはリチウム弾道ミサイルがコンピュータ誤作動で未だ飛び交う。 核戦争後の物語はSFでは恰好の材料ね。 舞台でも時々出会う。
廃墟の中、二人は漫才をしながら冗談を言いながら歌い踊りながら旅を続ける。 途中ヤスオに出会い3人で歩き出す・・。 3人の科白の掛け合いがとてもいい。 エッジが効いているの。 発声だけではなく身体の動きも。 リアルなため廃墟が余計目に沁みる。 涙が出て来ちゃった。
これは日本版「ゴドーを待ちながら」だと思う。 カミと出会えたのは核戦争で世界が御破算になったから。 カミも人間並みになってしまったと言うことね。 何度も観ている作品だけど、いつもリヤカーしか舞台には置いてないの。 何もない空間が多い。 今回のように大がかりな美術は初めてよ。 中高生鑑賞事業のための生徒へのサービスかな? SF映画の一コマに近づいている。 でもどちらでもよい。 終末世界の3人がとても懐かしく輝いていたからよ。
*SPAC秋のシーズン2019作品
*劇場サイト、https://spac.or.jp/au2019-sp2020/ode_to_joy_2019
*「このブログを検索」に入れる語句は、 宮城聰