■ダンス・アーカイヴinJAPAN2018

□砂漠のミイラ■振付:藤井公,音楽:山本直,美術:三宅景子,出演:清水フミヒト他
□獄舎の演芸■振付:若松美黄,音楽:クルト.ワイル他,衣装:森荘太,出演:高比良洋
□八月の庭■振付:庄司裕,音楽:安良岡章夫,美術:白戸規之,出演:宝満直也ほか
(以上の□3作品を観る)
■新国立劇場.中劇場,2018.11.24-25
■アーカイヴ第3弾は戦後に活躍した振付家3人3作品を紹介。 どれもがどこか古く感じられた。 20世紀と21世紀の間には大きな壁がある(あった)ように思える。 演劇など他舞台ジャンルではその壁を感じないのだが・・。 ダンスは言語や形式から自由なため変化がよく見えるのかもしれない。
今回は能楽公演つまり能2曲狂言1曲のような形を取っている。 「砂漠のミイラ」(1993年)は大陸の乾燥がカラッと、「八月の庭」(1994年)は島国の湿気がジワッと伝わってくる。 音楽と照明も湿度に比例している。 どちらも重量級で見応えがあった。 狂言にあたる「獄舎の演芸」(1977年)はしっかりした骨組みを持ち遊びのある振付で衣装の面白さもでていた。
*NNTTダンス2018シーズン作品
*劇場、https://www.nntt.jac.go.jp/enjoy/record/detail/37_012856.html