■春の祭典  ■アンリ・ミショーのムーヴマン

■春の祭典
■振付:M・シュイナール、出演:カンパニー マリー・シュイナール
■神奈川芸術劇場・ホール、2015.10.24-25
http://stage.corich.jp/img_stage/l/stage55291_1.jpg?1445766588
■海パンのような衣装で一人もしくは数人づつスポットライトを浴びて激しい踊りを繰り返す。 振付はトナカイを思い出してしまう。 腕や足の膝、手首の曲げ方がそのようにみえるからだ。 実際角を付けたダンサーも登場する。 揺れる乳房が作品として似合っていた。 野性味は感じるが定番のためか無駄がなく洗練されていた。
■アンリ・ミショーのムーヴマン
■画家ミショーの描いた形をダンサーが真似て踊るという作品である。 小・中学生に見せたら喜ぶだろう。 アンフォルメルと身体の関係やミショーの詩集「ムーヴマン」を融合させたいようだが定かではない。 一人及び数人から10人のダンサーで増減を繰り返すのは「春の祭典」と同じである。 ダンサー全員で絵形を真似る場面は見応えがあった。
この二本を観ただけではシュイナール自身がよくみえない。 彼女のソロ「イン・ミュージアム」の横浜上演が無かったのは残念。