■ユエニ

演出:ムロツヨシ,出演:MURO式
■シアタートラム,2013.8.24-9.1
「高校生3人で駄弁り」、「財布を持ってトイレ」、「明治維新三傑?会談」、そして「高校生3人の18年後」のコントが4題。
4幕は1幕の続きで中年になった3人の一人が病気になり死を意識している。 昔のように母の料理を二人の友達に食べてもらい母を喜ばしたい。 お涙頂戴で幕が降りる。 明治維新は別物語であるが、4題を関係付けられたら面白さが倍増したはずだ。
舞台は簡素で役者の動きは少ない。 性格や習慣への拘りの話が多い。 結婚・離婚などで氏が替わるネタの多さが気にかかる。 間の取り方や笑えるセリフは良い意味での単純さを持っている。 それは月並みの<死>と<母>で終わらせたのでもわかる。
観客は若い女性が多い。 テレビ番組の延長として楽しんでいるようだ。 役者3人の性格の違いも上手く出ていた。 ファンもいるのかな? ムロツヨシでカーテンコールが盛り上がった。 次回も暇があったら観に行ってもいいかな?の程度の舞台である。 これがMURO式の、というよりコントの戦略である。