2013年8月27日火曜日

■ハニカム狂

作:久聖一,演出:天野天街,出演:少年王者舘
■スズナリ,2013.8.21-27
これもリフレインですか。 「マームとジプシー」は意味を膨らませていくので物語が高揚していきます。 ここでは意味の変化を伴わない単なる繰り返しです。 特にこの作品は役者の疲れからくる微妙な違いを笑わせようとしています。 役者の疲れもリフレインの目的ですが、疲れから来る観客の精神的解放はありません。 物理的繰り返しだけですから。
これは「田園に死すでも言われているようにミニマルです。 これが「レミングで寺山修司の闇を出せなかった原因でしょう。
舞台での戦後の出来事や蝉の声そして方言にも懐かしさがあります。 それはしかしリズムある照明・音楽・美術に物質的なものへと還元されてしまいます。 そしてミニマル・ダンス舞台のような観後感が残るのです。