■プッチーニに挑む

■監督:飯塚俊男,出演:岡村喬生
■東劇,2012.5.19-
■オペラ「蝶々夫人」で舞台上の誤った日本文化を正すため岡村喬生が奔走する記録映画。 目標は2011年のプッチーニ・フェスティバルでの上演よ。
でも作品の改訂が著作権法にひっかかる、日本人歌手が労働協約違反で歌えない、等々難題が降りかかるの。 前者は芸術家なら必修の知識だし、後者はイタリア留学もしているのに分からないとは情けないわ。
それと彼が芸大出身でないこともね。 業界の支援がなかったはずよ。 新国立劇場を批判していたけど彼の立場・心情がわかる。 そしてオッチョコチョイの性格も起因しているようね。 市バスとの接触事故がそれを証明している。
フェスティバルでの公演が無事に終了した時は観ていてもホッとしたわ。 でも一番の問題は、100年前の作品がその国の文化を正しく反映していない言って変更することが良いのか? ということかもしれない。