■燕のいる駅

■作・演出:土田英生,出演:劇団MONO他
■三鷹市芸術文化センタ・星のホール,2012.5.18-27
■開幕からつまらない科白が続く。 しかしどうも変だ。 ・・なんと世界の終わりの話だとわかった! タイトルからでは想像がつかない。 後半SFを導入した理由もわかった。 死が近づいた時になにをなすべきか? この問いを提出する手段としてである。
多くは老衰や病気で肉体的精神的にマイッテしまった後に死が来る。 だから死の直前には死と対話ができない。 だからシラフで死を向かえる場合は芝居の題材になる。 これがそれだ。 身近な男と女が想いを打ち明けて行動を取るというのが答えである。
水口が真田を、有本が高島を、好きだったことを打ち明けて死に向かっていく。 終幕では前半のつまらない科白場面がとても懐かしく感じた。
*劇場サイト、http://mitaka.jpn.org/ticket/1205180/