■能楽堂三月「花争」「鸚鵡小町」

*国立能楽堂三月特別企画公演の□2舞台を観る.
□狂言・大蔵流・花争■出演:山本東次郎,山本則重
□能・観世流・鸚鵡小町(杖三段之舞)■出演:観世清和,宝生常三ほか
■国立能楽堂,2024.3.20
■「花争(はなあらそい)」は、「はな?、さくら?」どちらが正解? ・・どちらでもよい。 それは証歌でもわかる。 でも「はな>さくら」の不等式が成立する。
「鸚鵡小町(おうむこまち)」は特別公演のため囃子・地謡は肩衣を付けての登場。 緊張感溢れる舞台だった。 シテ小野小町は雑音を出さない。
小書「杖三段之舞(つえさんだんのまい)」は解説を読んでいたので分かった。 舞の途中で休息も入る。 面は「姥(うば)」だったが嬉しそうに舞っていた。 小町は昔を思い出したのだ。 狂言・能ともに出演者の演技には200%満足。