■assimilating、梅田宏明

■振付・出演:梅田宏明,製作:S20,プロデューサー:田野入涼子,テクニカルディレクション:岩田拓朗
■横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホール,2024.3.16-17
■先ずは展示室で「Haptic Installation」(2010)「choreograph1-water」(2023)を観る。 前者は聴覚、後者は視覚に向き合う美術作品で彼の舞台を連想させる。 次に、プレトーク「梅田宏明の活動報告」(スタッフ2名が出席)を聴く。 「Movers Platform」「姿勢教室」「振付家ワークショップ」など彼の多彩な活動歴を知る。 赤レンガ倉庫が彼の本拠地だったことが分かります。
そして「assimilating」を観る。 抽象映像と音響を背景に、足を地面にしっかり付けて上半身は切れ味が鋭く動きの少ない振付でまとめている。 身体は現代舞踏を意識させます。 視覚と聴覚を含めた舞踏ダンスと言ってよい。 途中、宗教とは違うが瞑想状態に入ることができる。 液体のような映像が身体に揺らぎを感じさせる。 明(動)→暗(静)→明(動)の流れか? 以前にみた矢のように走る光とは違う感覚が持てますね。
最後にアフタトークがある(作者、館長、司会の3名が出席)。 「この作品は2023年に作成した」「少しずつ手を加えている」「即興も入る」。 ダンス以外の映像や音響などの芸術活動に若い人への参画を勧めていた。 コンテンポラリダンスを引っ張る彼の態度が頼もしい。
倉庫前の広場で「赤レンガわんさんぽ」が開催されていました。 ドッグイベントらしい。 途中、犬を連れた人が多いのも気になっていたのだが。 「ドッグマッサージ」「ドッグフード」等々の屋台が数十件も連ねている。 犬好きにはたまらないですね。
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