■Ate9ダンスカンパニー

*下記□2作品を観る.
■演出・振付:ダニエル・アガミ,出演:マノン・アンドラル,アドリアン・デレフィン,ビョルン・バッカー他
■世田谷パブリックシアター,2024.3.1-3
□EXHIBIT B
■音楽:オミッド・ワリザデ
■バットシェバ舞踊団は硬さがある。 これを換骨奪胎して柔らかさに変換する派生グループが多い。 このグループ、作品もそれです。 
7人のダンサーがスナックを食べ玩具を操作しながら幕が開く。 振付はコミカルの連続で日常生活からの引用が多い。 インド系映画を思い出させる音楽です。 面白い楽曲が6章くらいで構成されている。 途中、ダンサーの歌唱も入るが言葉がわからない。 字幕が欲しいですね。 デュオも数組入る。 椅子などの道具類も利用していく。 音楽がダンサーを生き生きとさせていた。 どのようなダンスカンパニーか見えてきました。
□calling glenn
■音楽・演奏:グレン・コッチェ
■パーカッションを主体とした生演奏です。 ドラマーが素晴らしい。 胸に響いてきます。 前作と違い、雑音を取り除き硬さが前面に出ている。 切れ味がいいですね。 途中、鉄琴演奏で数組のデュオを踊らせて柔らかさを挟み込んでいる。 終幕はマイクらしき道具類を取り出してコミカルに戻るが力強さは維持します。
音楽とのコラボに力を入れているのが分かりました。 初めてのグループだが楽しく観ることができた。
挨拶文にパレスチナ問題が書かれていたがやはり気にしているのでしょう。 これにめげず全力で舞台を作って欲しい。 ダニエル・アガミ、グレン・コッチェ、白井晃のアフタートークがあったが都合で見ることができなかった。 これは残念。