■トゥーランドット

■作曲:G・プッチーニ,指揮:ディエゴ・マテウス,演出:ダニエル・クレーマー,出演:土屋優子,城宏憲,谷原めぐみ他,演奏・合唱:新日本フィルハーモニー交響楽団,二期会合唱団ほか
■東京文化会館・大ホール,2023.2.23-26
■ザワつく!舞台、だった。 猥雑さが感じられる衣装や動き、チームラボによるレーザ照明、CGアニメ、天井から降りてくる歌手、そこに魔界都市北京が出現するの。
・・トゥーランドット姫の不条理な謎掛けと処刑、それを乗り越えて王子カラフの<愛>が突き進む・・。 
照明や映像を派手に出されると歌唱や演奏への集中が疎かになるわね。 歌手の声そして身体をじっくり感じたい。 照明・映像を含む道具類は瞬時に無化するのが一番だと思う。 今回は張り付き過ぎたかな?
でも姫の歌唱はザワつく舞台にも打ち勝っていた。 姫を繋ぎ止めようと頑張る王子、安定感あるティムールやピンポンパンの声は舞台のザワつきを宥めていた。 それでもエンタメ優位の舞台ね。  楽しかったわよ。
*2023都民芸術フェスティバル参加公演
*二期会創立70周年記念公演
*ジュネーブ大劇場共同制作