■検察官

■作:ニコライ・ゴーゴリ,演出:レオニード・アニシモフ,劇団:東京ノーヴイ・アート
■梅若能楽学院会館,2021.12.4-5
■チラシには笑劇と書いてある。 登場者の髪型や鬚をみてもそれが分かります。 地方の領主や小役人が都会から来た放蕩息子を監査人と間違えてしまう「間違いの笑劇」でした。
まるで日常から抜け出してきたような喋り方ですね。 役者たちが科白を喋っている感じがしない。 <静かな演劇>とは違う静けさがある。 この劇団の特長です。
しかも今回は関西弁(?)ときている。 そして舞台は漫才を次々と繋げていくような流れになっている。 例えば市長と病院長、市長と判事、市長と郵便局長、市長と妻、妻と娘等々、漫才大会ですね。
変わった舞台でした。 静かな笑いがあった。 この劇団からはいつも驚きをもらいます。