■夏の名残のバラ  ■映像舞踊「BOLERO2020」  ■FratresⅢ  ■春の祭典

■彩の国さいたま芸術劇場・大ホール,20201.7.23-25
□夏の名残のバラ
■振付:金森穣,音楽:F・V・フロトー,衣装:堂本教子,出演:井関佐和子,山田勇気
■「春の祭典」のチケットを購入したらオマケが3品付いていた。 夏の名残りは今年初めに当劇場で観ている。 ブログを読み返したが今回も同じ感想だ。 床に散らばった薔薇の枯花の後処理が気になったが、次の上映中に掃除がなされていた。
□映像舞踊「BOLERO2020」
■振付:金森穣,出演:Noism
■ステイホーム用かな? 分割した画面間の関係が楽しく考慮されている。 リズムあるステイに浸れるだろう。
□FratresⅢ
■振付:金森穣,音楽:A・ペルト,衣装:堂本教子,出演:Noism0,Noism1
■「Ⅱ」以上に宗教性がでていると思う。 天井から落ちてくる砂をかぶるダンサーたちは滝行の僧侶にみえてしまった。 儀式舞踊とも言える。
□春の祭典
■振付:金森穣,音楽:I・ストラヴィンスキー,衣装:RATTA RATTARR,椅子:須長檀,出演:Noism0,Noism1,Noism2
■椅子が並べられた舞台ツラでのダンサーの動きが劇的舞踊を思い出させる。 舞台の心や奥を使わないでツラだけで勝負すると言語的になる。 作品は劇的舞踊とは言えないが制約をかける面白い始まり方だ。
ダンサー達の感情を込めた動きと白の衣装は未熟さを感じさせるが上手くまとまっていた。 重量感はないが逆に春の祭典らしさが浮き出たと思う。 カーテンや照明の動かし方、椅子の使われ方も巧い。