■ジャニス・ジョプリン  ■ジャニス、リトル・ガール・ブルー

□ジャニス・ジョプリン
■監督:デビィット・ホーン,演出:ランディ・ジョンソン,出演:メアリー・ブリジット・デイビス他
■東劇,2021.7.2-(アメリカ,2018年収録)
■心の底から唸り叫ぶジャニスの声がテキサス荒野に響き渡るようだわ。 「私は、白人女ブルース・・」。 彼女が自身の立ち位置を話していたけど、日本で言えば北方演歌かしら? テキサスは東北へ、綿花畑は寒村風景へ、汗ばむニューオーリンズは吹雪く港町へ、目指すシスコは東京かもね。
コンサートをここまで再現した舞台は珍しい。 バンド構成や衣装・・、それよりジャニス役メアリー・ブリジット・デイビスの熱演が素晴らしい。 でも実際のジャニスのコンサートは映像でも観たことが無い。 彼女が影響を受けたベッシー・スミス、エタ・ジェイムス、アレサ・フランクリンも登場して彩を添える。 胸に響く舞台だったわよ。
*松竹ブロードウェイシネマ作品
*松竹ブロードウェイシネマ、https://broadwaycinema.jp/_ct/17460199
□ジャニス,リトル・ガール・ブルー
■監督:エイミー・バーグ,出演:サム・アンドリュー,ピーター・アルビン,デイブ・ゲッツ他
■(アメリカ,2015年作)
■上記「ジャニス・ジョプリン」の後に観たのは正解ね。 先だと舞台を本物のジャニスと比較してしまったからよ。 このドキュメンタリーをみて舞台でのアドリブの多くがジャニス本人の言葉だと知ったの。 彼女の家族、両親や妹弟のこと、シスコでのビッグ・ブラザー参加、モンタレーフェスティバル、コズミック・バンド結成、ウッドストック、高校同窓会での無視・・。 死の前は薬を断ち切っていたようだけど、だめだったようね。 この2本でジャニスがずっと身近になった。