■ROMEO and TOILET

■演出:村井雄,出演:開幕ペナントレース
■シアタートラム,2016.2.25-28
■ひさしぶりに笑ってしまいました。 体育会系のノリが伴奏として鳴り響いている舞台です。 この系は「これでもか!これでもか!」というリズムで言葉や身体に迫ってくるのですが最後に耐え切れなくなり吹きだしてしまう。
「ロミオとジュリエット」は二人にとって孤独な闘いに設定されているようです。 この闘いはトイレに行くのと同じらしい。 後半に展開する一本糞はとても面白い。 オールスタンディングの観客席を飛び回るのもノリリズムのため嫌味にならない。
そして衣装は精子を表しそれが二人のかなたの天の川まで広がっていることも生物的に深淵な背景を作りだしている。 ロメジュリ、トイレ、生殖がナンセンスな笑いに結び付いているパワーのある舞台でした。
*劇場サイト、https://setagaya-pt.jp/performances/20160225romeoandtoilet.html