■ロパートキナ-孤高の白鳥-

■監督:マレーネ・イヨネスコ,出演:U・ロパートキナ,A・ルテステュ,P・ラコット
■Bunkamura・ルシネマ,2016.1.30-(フランス,2015年作品)
■ウリヤーナ・ロパートキナは火星人にみえる。 身長があり手足が細長いからよ。 舞台ではこれを遺憾なく発揮する。 その姿は人間ではなく精霊のように。  
アニエス・ルテステュ*1もインタビューに応じていたけど二人は長身なの。 このため男性ダンサーの身長にも気を使う。 ルテステュは相手を選ぶけどロパートキナは選ばない。 それは彼女のオーラが男性を黒子にしてしまうかよ。 「女性ダンサーが宝石で男性は宝石箱」の通りね。
ピエール・ラコット*2もロパートキナの舞台をみて「奇跡の体験」と語っている。 「チャイコフスキとバランシンを同時に理解している」ことにもよる。 彼女の「成功は忘れる。 そして次に進む・・」の厳しい言葉が思慮深くて絶妙な感情表現も創りだすのね。
話は逸れるけど昨晩のボリショイ・バレエ「じゃじゃ馬ならし」を見逃してしまったのは残念。
*1、「至高のエトワール」(2013年)
*2、「バレエに生きる」(2011年)
*映画comサイト、https://eiga.com/movie/82617/