■Maikoマイコ、ふたたびの白鳥

■監督:オセ・スベンハイム・ドリブネス,出演:西野麻衣子
■恵比寿ガーデンシネマ,2016.2.20-
■ノルウェー国立バレエ団プリンシパル西野麻衣子のドキュメンタリー映画なの。 このような作品では二種類がある。 それは<舞台の裏の表>を映すか<舞台の裏の裏>を映すか? これは後者の面白さがある。 つまり彼女の生まれ育った家族や環境のこと、夫や妊娠のこと、内面の葛藤や不安など関係者の感情があからさまに描かれているからよ。
彼女の押しの強さは母親譲りかな? 難波ハングリー精神の塊みたい。 バレエ団監督やスタッフが彼女と話す時は良い意味でドン引きしているのがわかる。 ノルウェーを大阪に引き寄せて踊っている感じだわ。 着物姿で白鳥を観に行く母親にもド迫力が漂っている。 親子の行動力、それと夫の協力が素晴らしい。 世界を股にかけて踊るということはこういうことなのね。 2015年作品。
*作品サイト、http://www.maiko-movie.com/