■舞踊奇想曲モナカ

■振付:山田うん
■KAAT・大スタジオ,2015.9.17-20
■15名前後のダンサーが登場する。 振付ごとに数グループに分かれてマスゲームのような構成を取る。 しかも舞台狭しと走り回る。 全員が膝あてをしてスポーツをするような衣装だから尚更である。 振付は粗く手足をバタバタさせているだけだ。 ある時は盆踊りを、またある時は千年前の宗教の祈りの場を、そして数千年前の原始人の踊りをも連想する。 始原の姿への振付なのか? 音楽も美術もどこか古臭い。 20世紀前半に戻ったような舞台印象である。 チラシの振付家についてを読むと、「器械体操を学び・・、学校や福祉と連携した・・」とあるので少し納得した。 マスゲームダンスと言ってよい。
*劇場サイト、https://www.kaat.jp/d/yamadaun