■障子の国のティンカーベル

■作:野田秀樹,演出:M・マーニ,出演:毬谷友子,野口卓磨
■東京芸術劇場・シアターウエスト,2015.7.12-19
■とても楽しめたわ。 友子は自身の姿そのままで演技をするから一人で演じ語っていく作品が似合うのよ。 地をベースにしてそこから役者たちを飛び回るのね。 毬谷友子からティンクに、そしてティンクからピーターに次々と変身していくの。 子供心を持った人物達だから彼女の意気込みも感じられた。 随所に言葉の綾があるので脳味噌がウズウズするう。 しかも分身としての人形を使うから物語が和音のように深みが出てくる。 人形遣いも巧かったわよ。 永遠の子供たちと再会できた懐かしさと、人でなしの恋の儚さが舞台に漂っていて素晴らしかったわ。
*劇場サイト、http://www.geigeki.jp/performance/theater090/