■BLOOD-C、The LAST MAIND

■原作:Production I. G・CLAMP,演出:奥秀太郎,出演:宮原華音,南圭介,滝川英治ほか
■世田谷パブリックシアタ,2015.7.2-5
■実はこの作品は読んでいません。 ストーリーも知らないまま劇場にいきました。 観客は若い女性と所々に中年男性という面白い構成です。 トラムを含め当劇場は今迄とは違った観客構成の作品が多くなりましたね。
役者たちは存在感があり漫画から飛び出てきた単純さ明快さがあります。 チャンバラが多過ぎるのが難ですが全体のスピードとテンションを上げる為には必要なのでしょう。 映像も古典的でしたがダイナミックでよかったですね。 ヘリコプターが飛んできてそれに乗って行くのも面白い。
物語ですが要約したような内容です。 でも場面各々の裏には沢山の過去がへばり付いているのを感じる。 雑誌やアニメで作品に接していた人なら面白いはずです。 漫画史を俯瞰しているようなストーリーで懐かしさもあります。 小夜が記憶を求め進むのとシンクロできる快感がありました。 舞台の楽しさはありますがしかしダイジェスト版をみている感は否めません。
*チラシ、http://www.negadesignworks.com/blood_c/index.html