■肉のうた

■演出:我妻恵美子,出演:大駱駝艦
■壺中天,2014.9.13-21 
■我妻は赤いハイヒールを持ってしっかりと一度だけ踊りました。 コミカルな動きでしたが安定感抜群ですね。 存在感も十分です。 「牧神の午後」のような衣装はまさに「女ニジンスキー」でした。
女性ダンサーだけで踊り切るのは初めて観ました。 衣装や髪型に女性独特な雰囲気が出ています。 繊細さも随所にみえました。 ケモノを相手にする5人の子供は楽しかったし、アオザイとノンラーの踊りもなかなかでした。
でも終幕まで盛り上がりっぱなしで一本調子の感があります。 波を作れば感動が増すはずです。 頑張り過ぎて空回りしたような舞台でした。 音楽が少し単調過ぎたのも難です。 次回は冒険してみたらどうでしょうか。 そして「肉のうた」というのは単純な題名です。 もう少し考慮すれば作品の全体が光ります。
*劇団サイト、http://www.dairakudakan.com/rakudakan/kochuten2015/niku_no_uta_2015.html