■水晶宮 ■ダフニスとクロエ

■水晶宮
■音楽:G・ビゼ,振付:G・バランシン,衣装:C・ラクロア,出演:パリ・オペラ座
■東宝日本橋,2014.9.12-18
■衣装のラクロアがインタビュされていたけどすてきなチュチュだったわ。 この作品は色違いのチュチュ、赤→青→緑→黄→赤+青+緑+黄のダンサーが時間軸に沿って登場。 しかも舞台のダンサー達はいつも左右対称なの。 空間の対称性、時間の対称性が最後まで崩れない。 対称性の美学ね。 そして交響曲1番がピッタリと寄り添っていて解れる隙間が無いくらい。 バランシンの塊のような作品だったわ。 でもダンサー達がぎこちなかったのは残念ね。
■ダフニスとクロエ
■音楽:M・ラヴェル,振付:B・ミルピエ,美術:D・ビュラン,出演:パリ・オペラ座
■この秋にパリ・オペラ座バレエ監督に就任するミルピエはやはり勢いがある。 素晴らしい舞台だった。 振付の活きの良さは抜群。 初秋に初ガツオを食べた感じね。 物語性を排除するかどうか迷っていて最後は採用したのも当たり。 これも勢いだわ。
美術のビュランは賛否両論があったようだけど抽象性でなんとか逃げ切ったようね。 舞台美術は実際の劇場でみないとなんとも言えないけど、とりあえずいいんじゃない? 衣装もシンプルで白から色付きに移行していくのが素敵だった。 ともかくミルピエはこれからね、ウフフ・・。