■眞亞螺空山・双旅~往路ノ巻

出演:北辰舞踏
テルプシコール、2014.7.5-6
音楽はタイトルでもあるマーラーの交響曲第5番。 ダンサーは男女で6人。 空海密教の土・水・火・風・空を当てはめ楽曲構成に沿って舞台が展開していくの。 2部は交響曲第10番。 識で大竹宥熈のソロ、そしてフィナーレは伊福部昭の日本組曲。
大竹は存在感が有り、ポーズをとる振付も多くてギリシャ彫刻が歩いている感じだわ。 6人の中では彼が断トツなの。 他5人との技巧差が出てしまい不協和音が舞台に現れているようね。 これが即興のようにも見え逆に面白さがある。
そして第5番が舞台をしっかりまとめているの。 大竹を取巻く様子がイエスと使徒の関係にもみえてくるのも面白い。 このように観客によって感じ方が大きく揺れる舞台のようね。 いくらでも解釈できるの。 大竹と他ダンサーとの差異が原因よ。