■マノン・レスコー

作曲:G・プッチーニ,指揮:A・パパーノ,演出:J・ケント,出演:K・オポライス,J・カウフマン,C・モルトマン
■イオンシネマ,2014.6.25(ROH収録)
若者の群衆で始まったからちょっと戸惑ってしまったわ。 時代は現代。 でもボルテージが上がりぱなしの二幕は最高よ。
マノンとデ・グリュの濃密ベッドシーンは老人たちを観客にした劇中劇に仕立ててはぐらかしたけど、さすがジョナサンン・ケント。 スーパーマンの養父だけあるわね。 そしてパパーノも今が一番脂が乗っていて稼ぎ時のよう。
ケントとパパーノの力で引っ張ったけど3幕以降は下り坂。 カウフマンだけどプッチーニは似合わない。 歌唱時はもっとマノンを優しく見つめなきゃ。 硬すぎるぅ。 オポライスは肉体が少し先行してる感じが良かった。 楽しく観られたわよ。
*英国ロイヤル・オペラ・ハウス2013シネマシーズン作品
*劇場サイト、http://www.roh.org.uk/productions/manon-lescaut-by-jonathan-kent