■ムシノホシ

振鋳・演出・鋳態:麿赤兒,鋳態:大駱駝艦
世田谷パブリックシアタ,2014.6.26-29
ヤカンを頭から被る、シャモジをメガネにして顔にかける、縄を体に巻き付ける。 昆虫の楽しさが出ていました。 ヤカンの雄が雌を足で転がす場面も生き物としての虫の姿がみえます。 笑ってしまいました。
木が風に揺れている映像風景は生物が住む星の異様さが表れていました。 金粉ショーならぬ銀粉はまさに昆虫の光です。 そしていつもながらのカーテンコールも素晴らしい。
しかし踊りがマンネリ化しています。 衣装としてのカムフラージュが表面に浮遊するだけで身体を射抜いていません。 麿赤兒もついにムシに見離されてしまったのでしょうか?
*劇場サイト、https://setagaya-pt.jp/theater_info/2014/06/post_362.html