■リチャード二世

演出:G・ドーラン,出演:D・テナント,RSC
■イオンシネマ,2014.1.10-2.9
スピードとリズムがなんともいえないわね。 耳に心地良い科白はさすが本場シェイクスピアだわ。 祭り事が大部分の為かあっさり感もある。 これだけの出来事を詰め込んで2時間半の上演だから動きが取れないはずよ。
舞台はリチャードと貴族や民衆の溝がよく見えない。 そしてオーマール公の陰謀を許す場面、終幕の罪の償いのため巡礼を誓う場面ではボリングブルックの心の内が読めない。 王権神授説を含め物語情報を持っていることが前提のようね?
テナントのハムレット人気は分かる気がする。 今日の舞台でもダントツだった。 照明を駆使した何もない舞台が速いテンポを助長していた。 スワン劇場の雰囲気も良かったわ。