■しあわせな日々

演出:藤田康城、出演:ARICA
横浜赤レンガ倉庫1号館ホール、2014.2.14-16
舞台は瓦礫の山。 この瓦礫がウィニのゆっくりな喋りに彩りを添えたようね。 そして祝祭的日常に持って行くことができた。 でもこの芝居は途中でとても疲れてくるの。 なぜ疲れるか? もちろんそれは身動きがとれないから。
多くの舞台は早口かつ詩的な喋りでこの疲れを乗り越えるの。 今回のユックリ感は有りかもね。 転形劇場出身の彼女は身体にある種のリズムが刻み込まれているのかもしれない。 ウィリもウロウロしていてよかったわよ。
新訳と美術や照明がベケットの豊かさを再び持ってきてくれた舞台だった。 でも、雪が残っている港は風が冷たい!