■ジュエルズ

振付:G・バランシン,出演:ボリショイ・バレエ団
■イオンシネマ系,2014.2.26-27
「エメラルド」「ルビー」「ダイアモンド」の三部構成。 落ちぶれた街のキャバレーで踊っているような美術や衣装ね。 作品名から言ってもこれは想像できる。 1967年作だけど50年前の古さが犇々と感じられるわね。
でも音楽と振付の写像関係は揺るぎない。 さすがバランシン。 そして女性ダンサーの鋼鉄の靭やかさには脱帽ね。 「ルビー」が一番気に入ったわ。 「ダイアモンド」はバランシンの力が入り過ぎた。 「エメラルド」はまあまあね。
古さが感じられる他の理由に女性ダンサーの笑顔があるの。 ロイヤル・バレエ団は作られた笑顔だけど、ボリショイ・バレエ団は日常の笑顔なの。 観ていて日常生活が出てしまうのよ。 これが舞台に時間を持ってきてしまうのね。
*ボリショイ・バレエinシネマ作品
*主催者サイト、http://bolshoi-cinema.jp/